カップ麺食ってしのぎます

本物をリスペクトしたカップ麺を主に追い求めてます! 商品開発に携わる方の熱意に敬愛以上のものを感じてます!

【今週のカップ麺78】 蔭山樓 鶏白湯塩そば(日清食品)

 これはまた嬉しいNISSHINさんの「有名店シリーズ」の登場です。「蔭山樓 鶏白湯塩そば」。つい先月、自由が丘にあるこちらに訪問したばかりですので、妙な親近感もわきます。あまりにも暑かった8月だったので、冷やし系の担々麺を食してしまいましたが、本来はこのメニューを食べたかったんです。そんな心残りも少し解消されればと、コンビニで見た瞬間に、今回も速攻でゲットです。それにしても、パッケージに写っているご店主。なかなか迫力と親しみを覚えるよい表情ですよね〜。逆さまにしても顔に見えるか試してみたけど、そんなことにはなりませんでしたが・・・。   

 

 

 儀式のようにパッケージと上蓋を開けると、豊富な乾燥具材と粉末スープ。そしてインスタントカップ麺としては、太めの縮れ麺が印象的。旨さを予感させます。そして、上蓋に貼り付けてある香味油は「特製えび油」とのことで、すでに香ばしさを期待してしまいます。今回は【5分】茹でおきタイプ。この待つ間の5分間が長く感じられて仕方がありません。   

 

 

 で、茹で上がったお姿はこんな感じ〜。おお!なかなか鶏肉が質感を高めているのか、高級感あるじゃないですか!赤いのはパプリカの欠片?ネギの青さもそこそこあって、色合い的にもバランスが取れているところが、さすが自由が丘本店のお店です。

 

 

 スープがなかなかほのかに濁っていて、そしてあわ立ち、インスタント系にありがちな風合いに見えるのですが、いやいやどうして!しつこくない程度にトロミがあって、サラサラしてる感もあって・・・・そして鶏出汁の味わいが予想以上に丁寧!塩気は丸くて鶏のコクをじゃましない。じゃっかん、モミジのエキスが溶け込んでいるのでは?と思えるほどでして、いい感じで舌に絡みつきます。それに香味油が良い仕事をしています。若干固まっていたのですが、スープに溶け出すと、ちゃんと甲殻類の香りを放ちます。鼻腔を駆け抜ける風合いは確かに「海老!」って感覚をほのめかします。これはなかなかいいぜ!

 

 

 麺もスープの個性とバランスが合っていると思います。やや黄色くて、カップ向けインスタントとしては太い麺。縮れっぷりもたくましく、角が丸くてつるつる滑りながらすべるという感覚。伸びにくくて、麺の中心には麺の風合いも感じますし、何より歯ごたえが、表面はスパスパと切れむようでありながら、中ではモチっとさせる二段弾力がとても面白い。本当にするすると猛烈な一気食いをしてしまいました。

 

 

 具の鶏肉も、ほぐし身のようでとても秀逸。湯もどしの肉と分かっていても、そこそこなサイズ感とスープを吸い込んだ味わいで、本来の鶏肉を食っている嬉しい錯覚を誘います。分量も多かったかな。また最近の乾燥野菜は、良いですね〜。キャベツもしっかりと甘みをかもし出しますし、ネギも甘い。いやはや・・・楽しい一杯。

 

 

 とまあこんな感じで、休日出勤のランチは過ぎていきます。ああ、本当にラーメン活動が貧弱になってきたこのごろ。そういう状態でこの一杯は有難かった!今日もごちそうさまでした!