カップ麺食ってしのぎます

本物をリスペクトしたカップ麺を主に追い求めてます! 商品開発に携わる方の熱意に敬愛以上のものを感じてます!

【今週のカップ麺122】東京町田 進化 店主監修 しおらーめん (寿がきや)

 おお!進化!!もうコンビニで見つけた時には、声が出そうになりました。夕方だったのですが・・・もう辛抱できず、ローソンですが、イートインコーナーで早めの晩飯。いや、晩飯の前にお夜食を先に食べたという感覚か・・・。ともあれ食いたかったのです。
 

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 関東の中で有名な塩ラーメンの店を挙げれば、必ずトップ10には挙がると思える名店だと、私は勝手に思ってます。当然、実物も食べたし、支店が開店したと聞けば、ワザワザ本店より遠いのに出かけたりする。そんな私はラーメンヲタクならぬ大馬鹿野郎です。
 

 

 塩ラーメンと言えば、当然「塩味のラーメン」なんだけど、個人的には二種類あると思ってる。まず一つ目は、塩自体の旨味を味わって欲しいというタイプ。旨味とは塩味と似たところあるから、なんとなくわかりやすい。その一方で、「醤油味をオフした結果、塩ラーメン」になったようなタイプもあると思うんだが、分かりますかねこの違い。つまり、後者は出汁が決め手。魚介系など崇高で手の込んだタレをそのまま活かしたいと思うと、醤油味が邪魔だと思うこともある思う。似たような系統で、白醤油を使うタイプもありますね。それなどは後者の発想に近いものがあると・・・個人的に踏んでいます。さて、進化はどちらかと言うと・・・『魚介』とか『丸鷄』などの出汁を多く感じさせることから、典型的な後者のタイプだと思ってます。
 

 
 ・・・まあ、そんなことを考えながら、コンビニのレジで順番待ちしていたわけです。税込270円をお釣りなしに支払って、イートインコーナーへ直行。ペリペリと上蓋を剥がすと、まず小袋が3つ。「かやく」「液体スープ」「後入れかやく」。
 

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 そして残った麺を眺めると、ああいつもの通り、ノンフライ麺らしいカピカピの乾燥麺があります。ちょっと印象的だったのは「色白」だなあと思ったこと。
 

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 小袋の「かやく」を乗せてお湯を注ぎ、辛抱強く5分間きっかり待った後のお姿はこんな感じだ。もう何回も同じような、湯上り麺を見ているが、この瞬間が一番興奮するかもね。
 

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 そしてここに、液体スープを投入。黄金色した液体サラサラスープでして、いかにも塩ダレといった感じ。
 

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 ゆっくりと混ぜ合わせて、そして最後に、「後入れかやく」を投入して完成です。なんだよ、「後入れかやく」とは、単なる乾燥ネギかよ(笑)。ともあれ完成形の麺顔としては、なかなか均整が取れているように思えて、実に美味そうです。
 

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 まずはスープから・・・・これが、なかなかの魚介出汁と淡い鶏ガラ系の味わい。よく出来ていると思ってしまいます。近年のカップ麺は、麺の発展あった後は、スープの豊かな表現力に力を注いでいると思いますねー。袋麺では生麺タイプのが隆盛を極めてますが、いずれカップ麺にももっと発展したのが出てくるでしょう。しかし、このタレの節形っぽい後味と、ベースのあっさり動物系のコクは、実にしつこくなく、ついつい飲み干してしまうほど、いい感じ。学生だったら、ここに白飯を入れて出汁茶漬け風にして、食っているかもしれません。
 

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 かやくは、・・・・まぁこんなものでしょう。バカにしているわけではなく、限られてた原価設定の中では、質実さを感じるかもしれない。
 
 そして麺だが・・・・なかなか綺麗な表情をしており、乾燥時に感じた通りの色白麺。スープが淡麗系をイメージしているから、それと寄り添い角が立たないような、素直さを感じます。汁に濡れただけでなく吸い込みすら覚える。細麺だから、弾力などは期待しないものの、クチクチと安易に潰れた後には、出汁の風合いをしっかり伝えるではないか・・・・。
 

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 まあ、これが本物の進化と比べて、どこまで特徴を捉えているかは、別にしましょう。むしろそれを言っちゃ・・・って感じもしますが。しかし、よくオマージュされた一杯だとは確かに思う。前段で二種類の塩ラーメンを、知ったかぶって述べましたが、そんなのをしっかりと写し込んではいると思うのです。
 
 
 寿がきやさん、ナイス!グッジョブ! またどこかのいいラーメンのオマージュカップ麺を、引き続きご検討くださいまし!応援してます!
 
 今日も本当にごちそうさまでした!!
 

 

寿がきや 町田汁場しおらーめん進化 109g×12個